さて久々に
『バクマン。』の個別感想記事をば。
『疑探偵TRAP』が打ち切りとなり新たな連載へ向け再スタートを切った亜城木夢叶。
大学受験の勉強に新連載へ向けた作品作りにと忙しい日々を送っている2人ですが
はかどらない受験勉強加え次回作の打ち合わせで港浦担当と意見が分かれるなど
新連載への道のりは前途多難な険しいものとなっています。
一方、同じ時期に打ち切りとなった
『hideout door』の作画を担当していた中井さんはというと
アパートの自室で独り黄昏ていました。
ケータイを手にし蒼樹嬢に電話をかけ再び一緒に作品を作ろうと持ちかける中井さんですが
蒼樹嬢には単身で少女漫画家としてやっていくと言われてしまいます。
何が何でも蒼樹嬢との関係を繋ぎ止めたい中井さんは玉砕覚悟でその想いを告白。
しかし返ってきた返事は
「ごめんなさい」。
―――中井巧朗 35歳 再起不能(リタイア)(えー)
中井さんとの電話を終えた蒼樹嬢の元に今度はジャンプ編集部からの電話がかかってきました。
相手は先々週登場した
エロそうな新人編集・山久さん。
「相田さんが気付かなかっただけで蒼樹さんは『ジャンプ』で恋愛ものを描けばいいんです
絶対いけます!蒼樹紅の絵でです!」
「『ジャンプ』で恋愛ものですか?」
「そうです 恋愛する人達の心情を『ハイドア』の時のように細かく情緒たっぷりに描いてください」「あとは毎週3カット以上女の子の下着が見えてる絵を入れてくれればOKです」
(! 下着…)
「絶対です絶対ウケます!蒼樹さんが描く女の子なら絶対です
『ジャンプ』には常にある少しエッチなマンガ これは必要不可欠で需要のあるジャンルです」なんだこの
セクハラチックな会話はw
そして
下着と聞いて顔を赤らめる蒼樹嬢が可愛い件。
「少女マンガでリアルな恋愛描いて大ヒット狙ったらもっと過激な描写必要になりますよね?
『ジャンプ』ならパンツだけでいいんです それを毎週3カット以上入れてもらえれば絶対ヒットします」
「先程から『絶対』と連呼されてらっしゃいますがなぜそこまで絶対と言い切れ……」
「絶対だからです!青樹さん特有のサラッとした清楚な女の子!リアルな下着!
考えただけでゾクゾクします 絶対にヒットします!!」いやいや…
可愛い女の子が出てくるえっちぃ漫画ってだけでヒットするなら誰も苦労しねーって…。
『てんで性悪キューピッド』(全4巻)、
『SHADOW LADY』(全3巻)、
『りりむキッス』(全2巻)…。
『SHADOW LADY』好きだったのになんで終わっちまったんだよ…畜生…。
山久さんの強い押しに蒼樹嬢は
「考えてみます」と返答を保留。
あああ…蒼樹嬢の描くエッチな漫画…
すごく…見たいです…。山久「じゃあここでシャワーシーンを入れてみましょうか」
蒼樹「シ…シャワーシーンですか…(///)」
山久「あ 乳首はそのまま描いちゃってOKです こちらで湯気を貼り足しておきますので」
蒼樹「それってまさか…」
山久「ええ 『ToLOVEる』と同じ商法です」
蒼樹(これが噂の乳首修正…(///))考えただけでゾクゾクします(><)
というか山久さんは
パンツ3カット以上ということにに
異常なまでにこだわっていますが
ジャンプでえっちぃ漫画を描く場合
『毎週パンツ3カット以上』みたいな制約でもあるんでしょうか?
ハッ…!まさか矢吹先生もこの条件下で『ToLOVEる』を描いていたのか!?
さてその頃、亜城木コンビは港浦担当から電話を受け再び打ち合わせをしにジャンプ編集部へ。
集英社のビルへ向かう途中偶然打ち合わせ帰りの高浜さんと再会し、港浦担当が未だ自分で連載を
立ち上げられていないことに焦っているということ聞かされ担当への不信感がますます強まる2人。
打ち合わせでも自分の考え通りのもの描かせようとする港浦担当の言葉の数々についに2人は
本音を口に出してしまうことに。
「作風は変えます でも高木の得意・長所を活かすのは笑いじゃないと思います」
「!! ………僕が間違ってるって言うのか」
「はい」
「はい」
「!! ………作家が担当を信じてくれないんじゃいいものはできない」
「………僕もそう思います」一触即発なムードの中、シュージンの口からは思いもよらないセリフが飛び出します。
「に…2本描きます コメディっぽいのとシリアスなの2本……」『コメディ』な内容と『シリアス』な内容、2本分のネームを描き編集部の人間に見てもらい
どちらを連載会議に回すかを判断してもらいたいというシュージン。
編集者としての意地からかどちらを連載会議に回すかはあくまで自分が決めるという港浦担当。
納得とまではいかないものの今できうる最大の譲歩としてサイコーは港浦担当の案を飲み
亜城木コンビは4月の連載会議に間に合うよう
2作品6話分のネームを用意することになりました。
港浦担当との関係が気まずくはなったもののこれで亜城木コンビの当面の目標が定まり連載に向け大きく前進…
と思いきや、さらにもう一手連載に向けた作戦を用意していたサイコー。
その作戦とはエイジが審査員を務める
月例賞へ応募するというもの。
これならば港浦さん以外の編集者にも作品を見てもらうことができ、読み切りという形で作品を試せる
まさに一石二鳥な作戦。
サイコー…恐ろしい子!しかしアイディア0の状態から2作品6話分のネームに加えて月例賞へ応募する読み切り作品の原稿を
4ヶ月以内に完成させるとなるとやっぱりどう考えても受験勉強なんてやってる場合じゃないんじゃ…。
「どうせ受かる大学の受験勉強なんてしてる場合じゃねー」ってシュージンェ…
お前だけ受かってサイコー落ちたらどうすんだよと。(見吉はどうでもいいとして)
サイコーも
「これで食ってくって決めたんだし」なんて言ってるくらいなんだから
もう漫画道一本に絞っちゃえばいいのに。
「3本どれを連載にしていいか迷う作品作ってやろうぜ!」
「おう」ラストはものすごく少年漫画的なシーンでしたがこんなこと言って結局ギャグが選ばれたらどうすんだべ?
選ばれる→「やっぱり僕が正しかっただろ?」→港浦担当暴走→亜城木夢叶終了
「奴の名はMARIA」は確か9週打ち切り...読んだ事ないけど。
なんかジャンプって常にお色気漫画ありますよね。
>「奴の名はMARIA」は確か9週打ち切り...
実は本文中で挙げた3作品と一緒にその作品も挙げようかと思ってたんですが
「どうせ誰も知らないだろうな…」と思い書きませんでした。
あれも好きでしたよ…ええ…。
蒼樹嬢イイ!d゜∀゜)ノ
てか中井さんのアドレス帳を見て悲しい気持ちになった。
ア行みんな仕事関係て・・・
>「奴の名はMARIA」は確か9週打ち切り...
増刊で2本書いた後で固めてきたのかと思ったら9週ですからね・・・手堅くいこうとするのもあれですね。
『TOLOVEる商法』って言い方が嫌だなー。 エロ要素じゃなく単純にララちゃんや春菜ちゃんが可愛く、矢吹先生の絵が好きだったからTOLOVEるを読み始めたのに。 エロだけで食いついた人だけなら162話も続いてないよ。
なんかもう港浦さんがダメダメすぎて笑えない…
それと今週のいもどきっの奏の髪型が青樹譲そっくりになってたのがなんかムカついた
てか担当を恣意的に悪役にしてる雰囲気が鼻につくな
>hayatoさん
確かに。パンツ見せるだけで続いた作品はなかなかないでしょうし…
それにしても編集の山久さんは危ない人にしか見えない…
「美人作家(女性作家)が描いてるというのがいい」という山久氏の言葉を河下水希先生がどう思うかが気になります。
ていうか山久氏の言葉の内容が、いちいち河下先生を連想させまくり。
>いやいや…可愛い女の子が出てくるえっちぃ漫画ってだけでヒットするなら誰も苦労しねーって…。
「蒼樹さんが描く女の子なら」って言ってますよ…。
しかも「恋愛する人達の心情を『ハイドア』の時のように細かく情緒たっぷりに描」く前提がある訳で…。
今回の蒼樹さんの目元が江川達也の女性キャラに見えて仕方ないのですが
画風変わってきてるのでしょうか?
ガーゴイルさんと同意見
まんま江川達也女キャラ顔ですね
完全な狙いだろうなぁ
なんだろう、ギャグ顔も入ってきてたりで変化を持たせてるのかな
かなでの髪型は蒼樹嬢じゃなくて、むしろ前作のあゆみや前々作の唯に近いかと。
確かに似ているけど。
どうでもいいけど「シュージンにギャグは合ってない」んじゃなく「ギャグじゃ長く続けられない」が正解なような気がする。
hayatoに同意
エロは読者の食いつきが良いけど
エロを過激にすればするほど最終的には読者はエロしか期待されないようになって
別のストーリーとかは二の次にされる
かといって一度エロ路線から通常路線にしても今更感あって飽きられる
飽きられずより過激を求める読者を満足させるには大変だなとはよく思う
青木嬢の株がぐーんと上がってきました。