1年8ヶ月という長きに渡る休載を経て、WJ07年45号より連載を再開した
冨樫義博先生の大人気作品
『HUNTER×HUNTER』。
自分も連載再開を楽しみにしていた1人なので連載再開の報を聞いた時は心底喜んだものです。
しかしいざ連載が始まってみると
「ん?」と思う点が…。
これはネットでも散々叫ばれていることですが、長期休載復帰後のHUNTER×HUNTERでは
異常なまでに
見開きページが増えているのです。
そこで今回は休載復帰後のHUNTER×HUNTERが初期の頃の比べて
どれくらい見開きページが増えているのかを調べてみました。
まずは長期休載に入る以前に出ていたコミックスでの見開きページの使用回数から。
※見開きページの回数には見開きの扉絵もカウントされています
01巻
3回(6P)02巻 0回
03巻 0回
04巻 0回
05巻 0回
06巻
2回(4P)07巻
1回(2P)08巻
2回(4P)09巻
1回(2P)10巻
2回(4P)11巻
2回(4P)12巻 0回
13巻
1回(2P)14巻 0回
15巻
2回(4P)16巻 0回
17巻
3回(6P)18巻
3回(6P)19巻
6回(12P)20巻
5回(10P)21巻 0回
22巻
1回(2P)23巻
3回(6P)24巻
3回(6P)19巻が6回(12P)、
20巻が5回(10P)と他の巻に比べて少し多いですが
あとは大体
0~3回という使用頻度になっています。
次は復帰後、1度目の10週連載(07-45号~08-02号)での見開きページの使用回数です。
45号
1回(2P)46号 0回
47号
2回(4P)48号
4回(8P)49号
3回(6P)50号
2回(4P)51号
3回(6P)52号
3回(6P)01号
4回(8P)02号
2回(4P)ほぼ毎回見開きページが使用されています。
そしてこの10話が収録されている単行本第25巻の見開きページ合計使用回数は
なんと
24回(48P)。
以前のHUNTER×HUNTERでは考えられない使用頻度です。
最後は14号から始まった2度目の10連載での各話の見開き回数。
(※19号まで出ている今現在での数字です)
14号
2回(4P)15号
3回(6P)16号
1回(2P)17号
1回(2P)18号
1回(2P)19号
1回(2P)やはり毎回見開きページがあります。
正直これは
某忍者漫画や
某死神漫画、
某アメフト漫画、
某テニス漫画に比べると
そこまで多い数ではありません。
しかし冨樫先生の漫画の素晴らしさは内容もさることながらそのコマ割りにもあると
自分は思っているので、
大ゴマ&見開きの多用という現状をあまり良くは思えません。
どうしても
「手を抜くために大ゴマを連発しているのでは?」という考えが生まれてしまうからです。
(極僅かな時間の中で行われている戦闘ということでコマを少なくしスピード感を出しているという
考え方もできますが、それでもやはり大ゴマが多すぎるのはどうかと…)
大ゴマや見開きの多用が
手抜きの手段とは一概には言えませんが
大して重要でもないシーンに大ゴマが使われていたりする昨今のバトル漫画を見ていると
どう考えても
1話の内容を薄める手段として大ゴマを使っているとしか思えないんです。
1話で済むような話を2~3話に水増しして描かれている
某大ヒット漫画とか
いい加減になんとかならないものでしょうか…。
完全にアイディアが詰まっているのに描かされ続けているという感じが…
…これ以上書くと
大変なことになりそうな気がするのでこの辺で切り上げます。(おい)
HUNTER×HUNTERがジャンプ本誌に
下描きの状態で載っていた時期、
真っ白なコマにセリフだけという
手抜きとしか思えないコマが多数あっても
自分はそこに冨樫先生の
コマ割りに対するこだわりを感じることができました。
あの頃の冨樫先生に一刻も早く戻って欲しいと自分は願っています。
あ、でも下描きの状態で載せるのは勘弁して欲しいです…。
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ 逆に考えるんだ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:}
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ 「ハンタが読めるだけで幸せさ」と
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´
,/´{ ミ l /゙,:-…-~、 ) | 考えるんだ
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ いやまぁ実際そうなんだけどw
この前のゴンの葛藤を見て思いましたけど、富樫は雑な主線の書き方を今では表現の手段とまで発展させてるところがすごいと思うんですよw
だから、きっとこのコマ割りにも意味があるはずなんだ・・・・そう信じましょうww
大コマや見開きを多用してページ数を稼いでいるとしか思えないですねやはり
それだけ蟻編が作品内で重要な位置にあり(シャレじゃないっすよw)しかもそれがクライマックスに向かってるってことじゃないのかな~
大ゴマが多いのは以前と違い19Pあるのでゆったり描けるからだと思いますよ。
見開きは多いけど展開とか考えるとまあ自然
しかも見開きちゃんと迫力あるシーン(階段ぶっこわすとことか)だからページ数稼ぎってのは言い過ぎじゃね?
今は一分一秒の刹那を書いているので
別に手抜きとかではなく、迫力や緊張感を出すためには仕方ないことなのではないのでしょうか
元々冨樫先生は戦闘シーンを書くのは苦手みたいですし。
それに見開きが多い≠コマ割りが手抜きは違うと思いますよ。
なんか信者すぎでキモいですねサーセンwww
>らいきさん
>雑な主線の書き方を今では表現の手段とまで発展させてるところがすごいと思うんですよw
あれはすごいですね。他の作家さんなら叩かれかねないですし…。
冨樫先生だからこそ「ああ、冨樫だし」で済んでしまうという…w
この急展開が終わったあとはまた今まで通りのコマ割りに戻る事を願っています…。
>1人目のうま味紳士さん
これに関してはやはり意見が分かれるところですね。
ただ大ゴマにする必要のないコマで大ゴマ連発している作家さんを見ていると
さすがに手抜きとしか思えないです…。
どの作家さんのことかは言えませんが。
>名無しさん
宮殿突入後は常にクライマックスって感じですね。
そのままクライマックスになってしまわなければいいのですが…。
クラピカと旅団の決着やジャイロの伏線回収もまだですし…。
>2人目のうま味紳士さん
ページが少なかった回は編集側で規制している訳ではなく
ただ単に冨樫先生が19P描き上げられなかっただけでは…w
>VIPPERな名無しさん
大階段崩壊のようなシーンの見開きは手抜きとは思ってませんよ。
あれはむしろ普通に描くより大変そうですし。
そしたらどういう見開きを手抜きだと思ってるのかと問われたら
返答に困りますが…w
>3人目のうま味紳士さん
冨樫先生の場合、大ゴマも迫力を出す効果としてちゃんと機能しているので
大声では文句を言えないんですよね…。
「え?なんでこのコマに丸々1P使ってるの?」としょっちゅう思わせられる
アレとかアレの作者も少し見習って欲しいです…。
>元々冨樫先生は戦闘シーンを書くのは苦手みたいですし。
それを言ってしまったら現在バトル漫画を描いている大半の作家さんが(ry
>なんか信者すぎでキモいですねサーセンwww
いえ、わかります。自分も信者なのでw
今回の記事も現状のコマ割り、構成を完全に非難している訳ではないんです。
まぁ本音を言ってしまえば
「10週しかないんだからもっと詰め込めよ!続きが見たいんだよ!
今まで通りのコマ割りで描けばもっと話進められるだろ!」
な訳で…。
25巻の「退屈と断ずるに些かの躊躇も持たぬ!!!」みたいなページは流石に手抜きとしか言い様が無いような・・・
「冨樫だから」なんて所詮言い訳でしかなくペン入れすらまともにしていない箇所については擁護する気になれません
そういう手抜きな部分が多いからこそ見開きや大ゴマすらも手抜きっぽく思えてくるのではないでしょうか?
H×Hは(特に現在の蟲編は)、非常に複雑な『群像劇』で構成されているので、
他のジャンプ作品のように一人の主人公を中心に見せ場を作る
『ヒーロー劇』とは種別がまったく異なりますからねー。
今回の蟲編については
これまでの流れがロジックの組み立てと役者を揃えることに
集中していて(それでも展開が間延びせず面白さを継続させたのは凄い)
それら全てを結集させた大詰めの展開では見開きは当然多くなりますよ。
さらに前述の『群像劇』の場合、見せ場となるのはアクションのみに止まらず、主人公を含めた脇役、敵役、全キャラ個々の心情描写、表情や挙動に至るまで
見せ場に成り得るわけですから
大ゴマは必然的に増えるんじゃないかな。と思います。
長々とスイマセン。
とりあえずH×H読めるだけ幸せなのは大賛成です(´・ω・`)
まぁ連載されてから買ってしまったから買い続けてる某忍者漫画にくらべると
全然気にならないレベルです。
漫画って結局はストーリーと絵ですからね
どっちもクソでもどっちかがクソでもダメだと思いますが
蟻辺は他のGI辺とかと比べて緊迫した雰囲気と
流れる時間のスピードが重要だと思うんですよね
スラムダンクで言うところの対山王試合みたいな重さに似てます
ところで「キルアはじいちゃんのドラゴンダイブをいつ見たのか」問題は解決したのかな?
ハンタ試験のときに家に帰ったという結論だった気がします
>4人目のうま味紳士さん
あのページはさすがに単行本で直されるかと思ってたんですがそのままでしたね…。
まぁそれでも「冨樫先生だし」と思ってしまうのはやはり信者だからでしょうか…。
>そういう手抜きな部分が多いからこそ見開きや大ゴマすらも手抜きっぽく思えてくる
それはあるかもしれませんね…。
>通りすがりの作家さん
敵味方関係無くどのキャラにスポットを当てても面白いというのがまずすごいですよね。
薄っぺらいキャラばかり溢れている某漫画とかも見習(ry
魅せるべきコマが多いから大ゴマが多くなるというのもわかるんですが
明らかに「大ゴマじゃなくても…」というコマもある訳で…。
そこらへんの感じ方は人によって違うでしょうから何とも言えませんが…。
>5人目のうま味紳士さん
ハンターは意味のないページばかりのアレとかアレとかと違い
1Pの重さがハンパじゃないですよね…。
確かに山王戦での雰囲気に似てる気がします。
>某忍者漫画
自分は中忍試験で単行本集めるのやめました。
>名無すさん
下で通りすがりさんが言っているようにハンター試験が終わり
実家にヨーヨーを取りに行った時という説が有力ですね。
>通りすがりさん
ご説明ありがとうございます。