9月26日に発売となった『孤独のグルメ ドラマCD』を買ってきました。


ジャケットは谷口ジロー先生の描き下ろし（※右は原作の文庫版です）

自分が購入した秋葉原のとらのあなでは新譜CD売り場の最下段にひっそりと置いてあり
店内をウロウロしながらようやく見つけることができました。
あれれおかしいな…秋葉原ならもうPOP付きで大々的に売られているだろうと思っていたのに…。
自分が思っているより注目度低いのかしら…。




ジャケット裏には原作の漫画のコマが散りばめられています。
「がああああ」のシーンが入っているところがわかってるなぁと思いましたｗ
背表紙裏に『孤独のグルメ』のタイトルがあるところを見るとどうやらリバーシブルジャケットのようです。


さて肝心のドラマCDの内容はという場面説明のためのモノローグやセリフの追加が多少あるものの
ほぼ完全と言って良いほど原作の内容が再現されておりそれはまさに『孤独のグルメ』そのもの。

「ぶた肉いため　野菜いための中にぶたばらが入っているとものと思っていたら予想に反して
 ぶたばらのみをたっぷりと炒めて横に少量のキャベツの千切り　わきには不思議な練りからし
 ナスのおしんこ　ほとんどまるまるひとつ分
 とん汁　とうふとぶた肉の具がいっぱい　汁はたっぷり
 ライス　量多し　そして麦茶」

料理の説明も本当にそのままですｗ


「うーん…ぶた肉いためととん汁でぶたがダブってしまった
 なるほど…この店はとん汁とライスで十分なんだな」

「モノを食べる時はね　誰にも邪魔されず　自由で　なんというか救われてなきゃあ　ダメなんだ
 独りで　静かで　豊かで…」

「そうか…都会のぐしゃぐしゃからに逃げたければ　ここに来ればいいんだな
 ここでは青空がおかずだ」

などの名セリフももちろん完璧に再現されていますｗ
（「ぶた肉いためととん汁」の部分は原作では「ぶた肉ととん汁」になっていましたが）


そして発売前から気になっていたのがボーナストラックの存在。
このボーナストラックには『第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス』をハードボイルド風に
アレンジしたものが収録されていました。

「しかし…みんな帽子を被っているのは何故なんだ？ある種の美意識か　それとも…ハッ
 何かの組織のユニフォームか？」

「持ち帰り！そうか！そういうものもあったのか！
 いや！ひょっとしたら！持ち帰りに見せかけた何かの取り引きなのかもしれない！」

「間違いない！あの男も取り引きに来たんだ！
 とん汁とおしんこだけでライスを頼んでないのがその証拠だ！」

「まるで小学校の土曜日にうちで食べるお昼のようだ！そうか！メニューが暗号になっているんだ！
 だから大の大人がウィンナ炒めとライスなんていう子供みたいなメニューをあえて頼んでいるんだな！
 掴んだぞ！俺はこの店の秘密を掴んだ！だから飯の客より酒の客の方が多いのか！
 飯を頼むのが秘密の取り引きの客！そして酒を頼むのが普通の客なんだ！」

ゴローさんキャラ違いすぎだろｗどこのエージェントだよｗ


そんな『孤独のグルメ ドラマCD』。『孤グル』ファンなら是非とも聴いておきたい一作です。

個人的には
「うおォン！俺はまるで人間火力発電所だ」
「このワザとらしいメロン味！」
「ここはナメコ汁で決めよう」
「ソースの味って男のコだよな」
のセリフも聴きたいのでドラマCD第2弾が発売されることを心待ちにしております。


○孤独のグルメ ドラマCD
収録内容
第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス
第2話 東京都北区赤羽の鰻丼
第3話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
第4話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん
第5話 東京都台東区浅草の豆かん
第6話 東京都板橋区大山町のハンバーグランチ
番外編 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス ハードボイルドVer.